住まいの設計を行う時には、時間をかけて対話を行いしっかりとした信頼関係を築くことが大切です。そして、住まいを思考して行く時には、５つの視点から考えるようにしています。
それを総合的に分析して生活を行う器として、家族にとって健康で快適な住まいを追求してゆきます。
現代社会を最も反映するもので、ニーズによって成立して商いを行う所を示します。それゆえ、市場調査・地域調査・業態分析などを行って成立条件を検討して行きます。また、商品・サービス対して、高い満足感が要求されますので、商品力生かすこと・快適なサービス空間・お徳な感覚を与えることなどを総合的に考慮してオリジナルものづくり大切にしています。
文化的・社会的な内容を分析して展示収集を行い、公開して情報を発信する施設です。パブリックな要素が強く、造作物は、ユニークさだけでなく、耐久性・機能性・質感（リアリティ）などが要求されます。また、展示コンセプトに沿った、イメージを最大限に高めるものづくりを心がけています。
歴史的建造物は、地域らしさを特徴づけ、まちの活力向上に役立つものとして期待されています。全国で、歴史的建造物をまちづくりに生かそうという機運が高まっています。その時代の持つ建築技術・文化を守り伝える事、また積極的活用して歴史的建造物の空間を体感して貰う活動を行っています。
家具・什器は場に置くことによりその空間を魅力的に変化させる力を持っていると思います。これらをつくる時、置かれる環境・求められる機能・手触り感（テクスチャー）耐久力など多様な検討を行って一つ一つ製作して行きます。素材を知ること、そして建築との関係を考慮してフィット感を大切にして、ものづくりに取り組んでいます。
今の暮らしの中にあったら、より豊かな生活の彩が与えられるのではとの思いと持って小物等のデザインをしています。漆器小物は、高松の一和堂漆器と共に商品開発・製作を行いました。
家具を長年使い続けていると、塗装の補修や、金物等の修理が必要になって来ます。その様な時に、元の状態に近いかたちで復元修理を行っています。また、家具や建具を解体して別の家具に変える事も行っています。そうする事により記憶が繋がり、家具が必要なかたちとなり、生活の中で自然に存在し続けます。大切な家具を受け継ぎ暮らし続ける事をお勧めしています。
